■ 2007年 秋のアーティスト・イン・レジデンス(AIR)プログラムのお知らせ
 
 ■ 2008年 春のアーティスト・イン・レジデンス(AIR)プログラムのお知らせ
 
 
タンジェント:Tangent
 
 

プログラムデータ |  参加アーティストと作品 |  交流プログラム |  NOW on A.I.R.


 
 

 タンジェントとは、接線、接面を意味する言葉です。今回はこの「接する」ということを一つのテーマとしました。現在、様々な芸術がその分野を横断した表現をしています。「インスタレーション」という言葉は、いまや多くの芸術の表現が、もはや絵画、写真、彫刻といった従来のジャンルに押し込めることができなくなったために便宜的に用いられている言葉でもあるといえるでしょう。一方で、それは、こうしたジャンルがまったく失われ、アーティストがそうした規範を無視して作品を作っていることではありません。むしろ逆にそれぞれの分野について改めて問い直し、その表現に真摯に向かい合っているからこそ、生まれてくる表現がジャンルを横断する結果となってしまっていることも多分にあります。今回はそうした境界に意識を向けながら、境界の両側にあるそれぞれのジャンルについて再考しうる芸術表現を行っているアーティストを招聘します。

【参加アーティスト】

  • 手塚 愛子 TEZUKA Aiko(東京都)
  • 金氏 徹平 KANEUJI Teppei(大阪府)
  • サンドラ・カンタネン Sandra KANTANEN(フィンランド)
  • サラ・チラチ Sarah CIRACI(イタリア)

  • 【会期】     
    滞在 :2008年 4月28日(金)〜7月19日(土)
    展覧会:2008年6月14日(土)〜7月13日(日)
     
     
     
      【関連イベント】
     ■ギャラリー・ツアー(学芸員による作品解説)     
  • 6月28日(土)、7月6日(日) いずれも午後2時から
  •    ※申込不要、入場無料。当日会場にお越し下さい。
     ■アーティスト・トーク(アーティストによる作品解説)     
  • 6月14日(土)、7月13日(日) いずれも午後2時から
  •    ※申込不要、入場無料。当日会場にお越し下さい。
     ■レクチャー(アーティスト)いずれも午後2時から     
  • 6月15日(日)サラ・チラチ 「I want to be-lieve: 私は信じたい」 
  • 6月22日(日)手塚愛子 「自作について;名付けること, 名付けないこと」
  • 6月29日(日)サンドラ・カンタネン 「シャドウ・イメージ:像」
  •    ※申込不要、入場無料。当日会場にお越し下さい。
     ■ワークショップ(体験講座)     
  • 7月12日(土)午後1時から 金氏撤平「白地図の線をつなぐ」
  • 金氏さんの白地図を使った作品制作を一緒に体験します。
       ※定員20名 ※参加無料 ※7月7日(月)午後5時までにお申し込みください。  
     ■特別講演+アーティスト・トーク     
  • 7月13日(日)午後2時-5時 「芸術作品の成立」
    講師:中井康之(国立国際美術館 主任研究員) / 参加:レジデンスアーティストのみなさん
    ※申込不要、入場無料。当日会場にお越し下さい。 
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      【参加アーティスト紹介】
    手塚 愛子 TEZUKA Aiko(東京都)
     1976年東京都生まれ、2005年京都市立芸術大学大学院博士課程修了。代表的な作品では、ゴブラン織りの糸を引き抜いて、それらを単なる色のついた線の集まりに還元する。それはその織物が布に描かれた「平面作品」としての一つの絵であったということと同時に、糸を組み合わせて作られた「立体物」であったということを示し、絵画と刺繍の境目、絵画と立体の境目を照らす。2007年「『森』としての絵画−『絵』のなかで考える」岡崎市美術博物館(愛知)、2008年「MOTアニュアル 解きほぐすとき」東京都現代美術館 ほか。
     
    <薄い膜、地下の森>2007年

    金氏 徹平 KANEUJI Teppei(大阪府)
     1978年大阪府生まれ、2003年京都市立芸術大学大学院修士課程修了。物事の境界を行きつ、戻りつする感覚そのものに関心を持つ。地図と絵画の線、線の外側と内側、平面と立体、玩具のフィギュアと彫刻、いたずら書きの線と作品としての線などといった日常に溢れる様々な境界に目を向け、その揺らぎ提示する。2007年「笑い展 現代アートにおける『おかしみ』の事情」森美術館(東京)、2007−08年「当代日本視覚文化 美麗新世界」国際交流基金(中国)ほか。
     

    <白の排出>2007年

    サンドラ・カンタネン Sandra KANTANEN
     1974年フィンランド、ヘルシンキ生まれ、2003年ヘルシンキ芸術工科大学修士課程修了。その写真は一見すると物理的にも構図的にも油彩画に見える。それは長きわたる絵画と写真の愛憎劇を垣間見せ、改めて絵画と写真の関係性を浮き彫りにする。2004年「30 by TaiK」フィンランド写真美術館(ヘルシンキ)、2005年CAFA gallery(北京)ほか。
     
    <Magnolia>2005年

    サラ・チラチ Sarah CIRACI(イタリア)
     1972年イタリア、グロッタリエ生まれ、ボローニャ大学美術史科卒業。普通の町や日常の生活にSF的な架空の物語を持ち込み、現実と非現実がユーモラスに描かれることが特徴。フィクションとノンフィクション、空想と妄想が入れ子状に展開される。2004−05年「21世紀の出会い−共鳴、ここ・から」金沢21世紀美術館(石川)、2004年「Oh my God is full of stars」MARCOローマ現代美術館、(イタリア)ほか。
     
    <2012>2003-4年
     
     

     

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    ■サポート活動について
    ・通訳(海外からのアーティストの通訳を行います) ・創作補助(リサーチや作品制作のお手伝い)
    ・イベント企画(交流パーティーなどの企画運営)、他
    ■参加条件など
    サポーターは登録制です。また、登録にあたって、下記が必要になります。
    登録料:1,000円 (サポーターパス制作費、事務連絡費として)
    活動中のボランティア保険を事務局が負担します。サポーターの方へは、ACAC発行のカタログや定期刊行誌進呈などの特典があります。
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