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※本展はあおもり国際版画トリエンナーレ2007との共催企画になります。
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青森市出身の写真家、小島一郎(1924年〜1964年)は、39歳で夭逝しましたが、故郷の青森の風土を愛し、それを題材として優れた写真作品を発表しました。 青森市は棟方志功や今純三、関野凖一郎など日本の版画史において数々の重要な版画家を輩出し、「版画の街あおもり」として古くから版画文化を育んできました。そして次世代に向けた版画文化の発展継承を図るため、青森市制100周年を記念して1998年に開催された公募展「あおもり版画大賞」を契機として、続く2001年より全国公募の「あおもり版画トリエンナーレ」を開催してまいりました。
今年は第3回目となる「あおもり国際版画トリエンナーレ2007」の開催年です。今回より、国際公募展として拡大発展させた新しい公募展となります。 【あおもり版画トリエンナーレ2004】 【あおもり版画トリエンナーレ2001】 【あおもり版画大賞(1998)】
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【プロフィール】 小島 一郎 (こじま いちろう) 1924年(大正13年) 11月青森市に写真材料商を営む父平八郎、母たかの長男として生まれ。
1944年(昭和19年) 現役兵として入隊、約1年半、中国各地を転戦。
1946年(昭和21年) 春、復員。その後代用教員などをしたが家業を継ぐ。
1954年(昭和29年) 造形的写真「パイプ」で東奥美術展特選受賞。また朝日新聞主催の国際写真サロン」に初入選。翌年も連続入選する。この頃より写真撮影は本格的となる。父平八郎主催の写真団体「北陽会」を受け継ぐ。またその頃に、名取洋之助に出会い影響を受ける。
1958年(昭和33年) 第1回個展「津軽」を、東京銀座「小西六・ギャラリー」にて開催。
1961年(昭和36年) 上京。フリーの写真家となる。12月「下北の荒海」で『カメラ芸術』新人賞を受賞。
1962年(昭和37年) 3月第2回個展「凍れる」を、銀座「富士・フォトサロン」にて開催。師の名取洋之助が急逝。
1963年(昭和38年) 10月写真集『津軽』(石坂洋次郎・文、高木恭造・詩共著)が新潮社から上梓。その間、東海道五十三次(週刊新潮1963年4月)、東京の夕日(カメラ毎日1963年3月)など撮る。年末から1964年冬にかけて北海道撮影。厳冬のオホーツク海で流氷を撮るはずだったが、暖冬のために撮影を断念。疲労から体調を崩す。
1964年(昭和19年) 青森で静養したが、7月7日心臓麻痺で逝去。享年39歳。
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〈お問い合わせ〉国際芸術センター青森 〒030-0134 青森市合子沢字山崎152-6 Tel.017-764-5200 Fax.017-764-5201 e-mail acac-1@acac-aomori.jp http://www.acac-aomori.jp/ |
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