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| プログラムデータ | 参加アーティストと作品 | 交流プログラム | NOW on A.I.R. | |
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山口啓介(1962―、兵庫県)は方舟や植物の種子など、運ばれるもののイメージを巨大画面の版画や絵画で表現してきたアーティストです。山口は2000年頃から、睡蓮をモチーフにした絵画作品を手がけ始めました。モネの睡蓮の連作からインスピレーションを得たとも思われるそれらの画面は、植物の種子や果実、花弁を拡大描写してきたこれまでの絵画作品の延長であり、また方舟や原子力船の形象によって生命や遺伝子の伝達、危機という主題を表わした初期の銅版画の連作にもつながるものです。2003年高崎市美術館で開催された個展『山口啓介展 空気柱 光の回廊』では、モネの睡蓮連作が常設展示されている、パリのオランジュリー美術館さながらの曲面を一部に持つギャラリーに、《睡蓮》と《睡蓮の胚珠》が出品されました。今展『睡蓮の地球図』では、種子から実を結ぶまでの睡蓮の像が、生命の継承からなる世界を象徴する地図として拡がる新作が加わり、5メートルもの長さの大画面が国際芸術センター青森の円形ギャラリーに並びます。さらにギャラリーBでは、カセットプラントがステンドグラスのように窓全面を飾ります。山口は数年前から、カセットケースに彩り豊かな花々を封印し、窓いっぱいに並べ、あるいは温室(オランジュリー)のかたちに組み立てるカセットプラントのシリーズも続けてきました。窓の外に拡がる水面にカセットプラントが影を落とす情景は、まさに池の鏡に姿を映す睡蓮をも連想させることでしょう。
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【交流プログラム】
■ ワークショップ「ACACでつくる《カセットプラント》」 |
■アーティスト・イン・レジデンスプログラムのサポーターを募集しています! 上記アーティストの滞在中、あなたも国際芸術センター青森サポーターとして、アーティストとの交流を深めながらスタッフの一員として活躍してみませんか? |
〈お問い合わせ〉国際芸術センター青森 〒030-0134 青森市合子沢字山崎152-6 Tel.017-764-5200 Fax.017-764-5201 e-mail acac-1@acac-aomori.jp http://www.acac-aomori.jp/ |
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