服部文祥トーク「ズルをしないで山に登る、今昔」
できるだけ装備を使わず、食料は山に入ってその場で調達する「サバイバル登山」を実践している登山家の服部文祥。2010年には、100年前の登山ルートや当時の服装、装備を再現して山に入った様子をつづった「百年前の山を旅する」を出版し、現代の登山とは異なる、先人たちに倣った豊かな登山体験を紹介しています。
青森公立大学国際芸術センター青森では、雪山の遊びや雪の上の生活をテーマに、2014年2月に青森市所蔵作品展を開催します。今回はそのプレイベントとして、一個の生き物として山と向き合う服部氏の話をうかがい、山と人間との関係を考えます。
※通年ワークショップ「展覧会をつくる」関連イベントです。
服部文祥(はっとり・ぶんしょう)
登山家、作家。1969年横浜生まれ。94年東京都立大学フランス文学科とワンダーフォーゲル部卒。大学時代からオールラウンドに登山をはじめ、96年カラコルム・K2登頂(南南東リブ)。99年から長期山行に装備と食料を極力持ち込まず、食糧を現地調達するサバイバル登山をはじめ、そのスタイルで日本のおもな山域を踏破。現在、狩猟技術を使った冬期のサバイバル登山を試行中。96年から山岳雑誌「岳人」編集部に参加。著書に『サバイバル登山家』(2006年、みすず書房)、『サバイバル!』(2008年、ちくま新書)、『狩猟サバイバル』(2009年、みすず書房)、『百年前の山を旅する』(2010年、東京新聞)、編著に『狩猟文学マスターピース』(2011年、みすず書房)がある。
- 日時
- 2013年10月19日(土)13:30-15:30
- 会場
- 創作棟講義室
- 対象
- 参加料等
- 無料、申込不要
HATTORI Bunsyo talk
HATTORI Bunsyo is a climber, and practice “Survival climb”
Think about how the human can have a good relationship with mountain/ nature through Hattori’s talk.
- Date
- October 19 (Sat) 13:30-15:30