冬芸☆ブラジル滞在報告会「それぞれのブラジル」船井美佐×鎌田友介

冬の芸術講座2020「凍てつく窓をあける術」

ACACでは毎年一名のアーティストを海外のアーティスト・イン・レジデンス団体に派遣しています。2016年秋にACACの公募レジデンスに参加し、日本統治時代のアジアで建てられた日本家屋の大型展示を手がけた鎌田友介と、2017年夏に個展「楽園/境界~いつかいた場所~」を開催した船井美佐。その後、提携AIR団体である、ブラジルの「Ateliê Fidalga(アトリエ・フィダルガ)」に派遣された二人は、現地のアートシーンと美術教育、日本家屋と、それぞれのテーマをもとにこれからの制作につながる滞在を行いました。今回は、ブラジルでの経験を共有していただく貴重な機会となります。

※鎌田友介氏は当日、海外よりテレビ電話で参加予定です。

 

ゲスト:

船井美佐(現代美術作家)、鎌田友介(アーティスト)

 

船井美佐 FUNAI Misa

1974年京都生まれ、2001年筑波大学大学院修士課程芸術研究科修了。「楽園」をテーマに絵画空間について考察し、イメージと現実の間を行き来するような作品を制作している。

主な展覧会に、2009、2010年「VOCA 展 2009 現代絵画の展望-新しい平面の作家たち」 (上野の森美術館)、2014年「ワンダフルワールド」(東京都現代美術館)、2017年「楽園/境界 ~いつかいた場所~」(国際芸術センター青森)など。

鎌田友介 KAMATA Yusuke

1984年生まれ。2013年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。日本国外に建設された日本家屋を、近代の歴史を紐解き現在に問うためのプラットフォームとして位置付け、調査し映像やインスタレーション作品を制作している。近年の主な展覧会に「新今日の作家展 対話のあとさき」(2019年、横浜市民ギャラリー)、「How Little You Know About Me」(2018年、国立現代美術館ソウル館/韓国)、「カエテミル」(2016年、国際芸術センター青森)など。

 

 

日時
2020年1月12日(日)10:00-12:00
会場
国際芸術センター青森(ACAC)展示棟ラウンジ
対象
どなたでも
参加料等
無料、申込不要

鎌田友介 KAMATA Yusuke Photo: Charlotte Raymond