Application Guideline 公募情報

デザイン:上西祐理
1. 事業概要
国際芸術センター青森(ACAC)では、開館からほぼ毎年公募によるアーティスト・イン・レジデンス(AIR)プログラムを行っています。今年度は、リサーチ・滞在制作とその成果発表を行う「クリエイター枠」に加えて、作品の制作発表を主眼としないリサーチャーやキュレーターなど幅広い表現者に参加してもらうために「メディエイター枠」を新たに設定しました。「クリエイター枠」の滞在制作の成果は、作品展示、パフォーマンス、ワークショップ等、形式を問わず成果発表期間に実施していただきます。「メディエイター枠」は成果発表を必須としませんが、リサーチ活動の前提として「クリエイター枠」の参加者や地域住民との対話や協働に積極的であることが望まれます。いずれもリサーチや制作、各種イベントの実施から成果発表までACACスタッフがサポートします。また、ウェブサイトやカタログ等を通じてその活動を広く公開します。
滞在期間は2026年10月9日から12月9日の61泊62日をコア期間として、その期間は原則ACACに滞在をしてもらいます。希望する場合は2026年9月15日から12月15日までの最長91泊92日の滞在ができます。なお、活動内容と期間が合致していることが推奨されます。
公募型のAIRプログラムでは毎年異なるプログラムのタイトルを掲げており、2026年度は「EAT」というテーマの元事業を実施します。ACACが位置する八甲田山系の麓には、多様な生物が生息し、野草や木の実、山菜類など、豊かな食の環境が広がっています。一方で近年、熊や猿といった野生動物の出没が増え、人間以外の存在とどのように共存していくのかは、地域にとって切実な課題となっています。こうした変化は、気候変動を含む人間活動の影響と無関係ではありません。「食べる」という行為は、人間だけでなく、すべての生命にひらかれた営みです。本年の公募型AIRでは、この「食」を起点に、人間中心的な視点を離れ、他種や環境との関係性をあらためて捉え直すことを試みます。ここでの「食」は、調理や採集といった実践に限らず、記憶や物語、信仰、流通などを含む広義のものとして捉えられます。参加者には、土地に身を置き、思考と実践を往復しながら表現に取り組む姿勢を期待します。
2. 公募人数
①クリエイター枠
リサーチ、制作、成果発表などの創作活動を行う。希望する場合はサブプログラムの実施が可能。
海外在住者:1-2名
日本在住者:1-2名
②メディエイター枠
地域に暮らす人々や「クリエイター枠」の参加者との対話や協働を意識してリサーチ活動に取り組む。希望する場合はサブプログラムの実施が可能。リサーチの報告を提出する。
居住地不問(日本・海外):1名
*クリエイター枠とメディエイター枠はどちらか一方のみ応募が可能です。
3. 事業日程
招へい期間
2026年10月9日から12月9日の61泊62日をコア期間として、その期間は原則ACACに滞在をしてもらいます。希望する場合はプログラム期間である2026年9月15日から12月15日までの最長91泊92日の滞在が可能です。
コア期間:2026年10月9日(金)-12月9日(水)
プログラム期間:2026年9月15日(火)-12月15日(火)
公募期間、選考日程
公募期間:2026年2月25日(水)-4月10日(金)日本時間17:00
選考日程:
4月10日(金)日本時間17:00 募集締め切り(必着)
5月上旬 ACAC学芸員等による一次審査
5月下旬 ゲスト審査員とACAC館長・学芸員等による二次審査
6月下旬 招へい者決定、審査結果通知
4. 応募方法
応募フォームに記入された内容および添付資料による審査
*応募書類および添付資料は、4月10日(金)日本時間 17:00必着で、以下の応募フォームから提出していただきます。
*Googleフォームでの応募が不可能な場合はACACのウェブサイト上にあるお問い合わせフォームからご相談ください。
応募フォーム:https://forms.gle/bLsQGpnNqNn7LEi78
注意事項
・応募については、事業概要および応募要綱2026、応募フォーム記入要領2026、応募フォームに記載の注意事項をよくお読みください。
・応募の受付は、フォーム送信後の確認メッセージにかえさせていただきます。また、フォーム送信後、回答のコピーが入力したメールアドレス宛に送信されます。メールが届かない場合は、迷惑メールフォルダ等をご確認ください。見つからない場合は、お問い合わせください。
5. 選考および通知
提出された資料をもとに、2026年度ゲスト審査員・岩間朝子氏と、ACACの館長・学芸員等による審査によって選考、決定されます。審査の結果は、2026年6月下旬に応募者にメールで通知します。
6. 応募条件
a) アーティスト及びキュレーター、プロデューサー、アートマネージャー、アートコーディネーター、リサーチャー、文筆家、研究者、デザイナーなど芸術表現に関わる活動を行っている個人・グループ。(ジャンルは問わない。以下「参加者」と表記する。)
b) プログラムの目的を理解し、決定された招へい期間中に滞在及び参加が可能であること。
*ただし、主催者により必然性が認められた場合は、リモートでの活動も可とする。
c) 「クリエイター枠」は成果発表期間に滞在制作の成果を発表すること。(作品展示、パフォーマンス、ワークショップ等、形式は問わない。)「メディエイター枠」は「クリエイター枠」の参加者との対話や協働を意識してリサーチ活動に取り組み、リサーチ報告を提出すること。
d) 英語あるいは日本語で意思の疎通ができること。
e) 健康状態が良好であること。(生活にサポートが必要な場合は、事前に相談すること。)
f) 展示及びイベントの設営・撤去をACACスタッフと協働で行うこと。
g) 期間中、他の参加者との共同生活が可能であること。
7. 成果発表について
開催期間:11月14日(土)-12月6日(日)
レセプション:11月13日(金)
*搬入:11月9日(月)-11月12日(木)、搬出:12月7日(月)-12月8日(火)
*会場構成に関しては、ACACスタッフとの協議の上決定します。
8. 主催者およびアーティスト等間の招聘条件
プログラムを行うにあたり、主催者と参加者は、以下の条件を含む契約を締結することにより、プログラムを遂行することとします。ただし、招へい条件における主催者からの負担内容は、参加者が単身で青森市に来訪することを原則としたもので、基本的に同伴者は不可とします。グループ等複数人での応募も可能ですが、その場合、1グループを1参加者とみなし、交通費、滞在制作活動費、サブプログラム謝金、宿泊日当など全て1名分の支給となります。また、特別な理由により家族、制作アシスタント等を伴う場合は、主催者による必要が認められた場合、参加者以外の方の交通費、宿泊費(1人1泊2,040円)はご負担いただきます。
*詳細は「事業概要および応募要綱2026」をご確認ください。
9. 2026年 ゲスト審査員
ベルリンと東京を拠点に、食べるという行為の社会的側面について共に考えるための実験的なワークショップやフィールド・トリップなどを行なってきた。最近の活動では、自然の諸要素と、身体の物質性あるいは主観性との関係の歴史的、技術的な変容を、型を取る、写す、採取するといった身体的関与を取り入れた制作を通じて考察を試みている。2005年から15年まで、スタジオ・オラファー・エリアソン(ベルリン)併設の食堂「The Kitchen」の立ち上げ・運営にコックとして携わり、『TYT (Take Your Time) Vol. 5: The Kitchen』(2013)を制作。2019年から20年まで、オランダ、マーストリヒトのヤン・ファン・エイク・アカデミーにて滞在制作。近年の主な展覧会に、「Punya 2.0」(ベルン美術館、スイス、2024)、「もつれるものたち」(東京都現代美術館、2020)、「フードスケープ 私たちは食べものでできている」(アーツ前橋、2016-2017)、「techne, n.」(Den Frie Centre of Contemporary Art、デンマーク・コペンハーゲン、2014)、 「Europe (to the power of) n」(世界文化の家、ベルリン、2012)、「Scenarios about Europe: Scenario 2」(ライプツィヒ現代美術館、ドイツ、2011-2012)など。第5回イスタンブール・デザイン・ビエンナーレ(2020-2021)、ヨコハマトリエンナーレ2020「AFTERGLOW―光の破片をつかまえる」、第36回サンパウロ・ビエンナーレ公式サテライトイベント「Antípodas: tão distantes, tão próximos」(Sesc Vila Mariana、サンパウロ、2025)、アイセル・ビエンナーレ(ディーレン〈オランダ〉、2025)などの国際展に参加。
10. 青森公立大学 国際芸術センター青森について
国際芸術センター青森(ACAC)は、2001年に設立された滞在制作施設を有するアートセンターです。アーティスト・イン・レジデンス(AIR)プログラムを活動の核とし、様々なジャンルの表現者たちによる創造と発表の場として活動を続けています。青森市中心部と行き来できる場所にありながら、八甲田山系の麓、豊かな自然環境の中に位置しています。施設は、世界的な建築家・安藤忠雄により「見えない建築」をテーマとして設計されました。制作に集中できる環境でありながら、コミュニケーションも生まれやすい制作スタジオ(創作棟)、宿泊設備(宿泊棟)を有しています。
ACACのAIRプログラムでは、この環境でしか実現しえない多様な表現活動が行われることを期待しています。加えて、国内外の表現者たちと地域住民の交流を重視し、関わる人すべてにとって触発される場となることを目指しています。2009年からは運営が青森市から公立大学法人青森公立大学に移管されたことで、経営・経済や地域づくりを学ぶ大学生との交流も行われています。
11. お問い合わせ
応募に関するお問い合わせはウェブサイト上のお問い合わせからお願いいたします。
*お電話でのお問合せには対応しておりません。
お問い合わせフォーム:https://acac-aomori.jp/inquiry/