映像の日

※長い間お楽しみいただきました「映像の日」は、諸般の事情により2016年2月の上映をもちまして終了させていただくことになりました。

ACACでは、「映像の日」と題し、さまざまな映像作品の上映を行っております。館所有の映像資料の中から、普段は劇場でしかみることのないダンス公演、演奏会、また、ミニシアター系映画、日本未公開映画、名画などを中心としたプログラムを予定しています。

全プログラム入場無料/各回先着40名/創作棟講義室

2012年9月15日(土)14:30 - 16:15

ブルグ劇場

ウィーンの名門・ブルグ劇場を舞台に、実在の俳優をヒントに作られたラブロマンス。時代を代表する名優・フリードリッヒは、年甲斐もなく若い娘・レーニに恋をしてしまう。しかし、彼女には俳優志望のライナーという恋こがれる青年がいることを知り・・・。

2012年8月18日(土)14:30 - 16:40

ある歌い女の思い出

チュニジア王家最後の皇太子に我が子のように愛されて育った、召使の娘アリヤ。母の死をきっかけに王宮を飛び出し酒場の歌い手となる。10年後、恋人の子を妊娠したアリヤのもとへ皇太子の訃報が届く。王宮で歌をうたい、時にはベリーダンスを踊り、夜は皇太子の夜伽をしていた母ケディージャの記憶を紐解くため王宮へ向かうのだった。

2012年7月21日(土)14:30 - 15:55

上海特急

内乱の中国、北京を出た上海行きの特急列車の一等車に乗り合わせた7人の男女。上海リリーと名乗る謎の女性は英軍将校と5年ぶりに再開して愛の炎が燃え上がる。途中列車は反乱軍に乗っ取られ乗客たちは人質となり死の不安におののく・・・。

2012年6月16日(土)14:30 - 16:00

遠足

オーストリア、ウイーン郊外。グギング村の精神科病院内にある「芸術家の家」。そこでは精神障害を持つ「芸術家」たちが共同生活を送っている。彼らは精神科の敷地から外にでることを「遠足」と呼ぶ。彼らの作品はヨーロッパのアート市場で売買され、それが作家の収入源ともなり、社会的な自立を図っているが、それぞれの内にある独自な宇宙と孤独な幸福には変わりがない。グギングの人々のドキュメンタリー映画。

2012年5月19日(土)14:30 - 16:35

カフカの城

測量士Kは深い雪に覆われた村に到着するが、仕事を依頼された城からは連絡がない。彼は雇ったはずの城へ向かおうとするが村長に翻弄されたり、正体不明の助手をつけられたり、さらには宿屋の酒場で働く女性と同棲する羽目に陥ったりと一向に城にたどり着くことができない・・・。

2012年4月21日(土)14:30 - 16:35

ミスター・ロンリー

パリに住むアメリカ人青年マイケルは、不器用な性格から自己を社会へ適応させるためにマイケル・ジャクソンの姿をし、マイケル・ジャクソンとして生きていた。そうすることにより、人とのコミュニケーションをかろうじて取ることができていたのだ。そんなある日、マリリン・モンローとして生きる女性との奇跡的な出会いによって、人生の転機が訪れる。