アーティスト・イン・レジデンスプログラム2021 “invisible connections” 参加者決定のお知らせ
2021年9月2日(木)―12月8日(水)に実施する、公募によるアーティスト・イン・レジデンスプログラム2021「invisible connections」の参加者が決定しましたので、お知らせします。たくさんのご応募、ありがとうございました。9月からはじまる本プログラムにご期待ください。
内田聖良 UCHIDA Seira 滞在予定期間:2021年9月16日(木)―12月8日(水)
北條知子 HOJO Tomoko 滞在予定期間:2021年9月30日(木)―11月24日(水)
村上美樹 MURAKAMI Miki 滞在予定期間:2021年10月2日(土)―11月10日(水)
カロル・ダッタ Kallol DATTA ※リモートプログラムへの参加 期間:2021年9月2日(木)―12月8日(水)
※上記に加え、ACACと海外連携を行うAIR実施団体から推薦された海外拠点アーティスト2名も本プログラムに参加予定
公募・選考について
ACAC学芸員3名による一次選考ののち、ゲスト審査員の田中みゆき(キュレーター、プロデューサー)を加えた最終選考会においてアーティストが選出され、青森公立大学教育研究審議会の承認を経て、計4組のプログラム参加者が決定された。
公募期間:2021年2月15日(月)~3月21日(日)
最終選考:2021年5月30日(日)
応募件数:253件(海外在住者168件、日本在住者85件)
各参加者が予定するプロジェクトの紹介
内田聖良 UCHIDA Seira
この滞在では、現代社会における感情や記憶のケアと流通について考えるため、日用品を通した死者の供養や伝説といった物語が持つ機能についてリサーチを行う。3Dスキャンなどを用いて実際に思い出の品を供養するワークショップの実施や紙メディアの発行をもとにギャラリー内での展示を予定。
北條知子 HOJO Tomoko
この滞在では、約 3000 年前に作られ現存する世界最古の弦楽器や、自然によって作られる音が共鳴・共振する場のリサーチを通して、青森に住んだ祖先によって奏でられ、現在は音楽史の外にある楽器の音を、現代的な視点で再創造することを試みる。
村上美樹 MURAKAMI Miki
この滞在では、ACAC周辺の森や山の環境、野外彫刻作品のリサーチや、青森県内の様々な山を実際に登ることを通して、ルートファインディング(地図や方角などの情報をもとに登山ルートを見つけ出すこと)をキーワードに大自然と人工物の関係性について考えるレクチャーパフォーマンスを行う。
カロル・ダッタ Kallol DATTA
今回のリモート・レジデンスプログラムでは、2018年から各地の衣類の調査を基に制作している作品やZINEのシリーズの青森版を制作する。文献や写真、商業広告など様々な視覚情報から衣類に関するものを収集し、コラージュして小冊子を制作する。