アルバーノ・アフォンソ ワークショップ「モビールで作る日常の世界」

2017.8.25.金曜日

8月19日、開催中の「浮遊する影と光」展の関連イベントとしてアルバーノ・アフォンソのモビールのワークショップを行いました。
はじめに、モビールの上の部分の棒となる木の枝と、吊るすパーツの素材を探しに創作棟の外へ出かけます。吊るす素材は形の気に入ったもの、面白い葉っぱや石、木の実などを探します。
天気のいい土曜の午後、アルバーノさんと一緒に森を散策。
IMG_6158 P1190729 P1190730

素材を見つけてきたら、スタジオの奥の部屋に移動します。
そこではプロジェクターを使って画用紙の上に影絵を投影し、輪郭を鉛筆で描いていきます。ギャラリーBで展示しているアルバーノさんの作品にも出てくる鳥の形を作って、光からの距離で影の大きさが変わることを試してみたり、見つけてきた葉っぱなども光に通して影を映して形を描きます。
影は平らな壁の上に輪郭だけを映し出し、角度によって実物を目で見るのとは大きく印象が変わるのを体験。 形を正確に描くのではなく、輪郭を自動的になぞることで思いがけない線が描けることを楽しみました。IMG_6169    IMG_6174

IMG_6176

IMG_6178

スタジオに戻って影の形を切りとります。切り取った形に絵を描いたり別の紙を貼ったり。

IMG_6181 IMG_6180

指に木の枝を乗せて支点を探し、紐で吊ったらモビールのパーツもどんどん吊り下げていきます。

IMG_6155

  IMG_6190

IMG_6195

パーツは一つつけるとバランスが崩れてしまいます。つける間隔や数、パーツの大きさなどによって変化するバランスを観察し、それらをどんどん変えてみることが大切だと、アルバーノさんは言います。

IMG_6198

IMG_6210 IMG_6204

それぞれ完成したら、また奥の部屋でプロジェクターからの光を使ってモビールを投影してみました。葉っぱや石が影の形として軽やかなモビールとなって揺られ、再び影となって壁に映し出されると、 幻想的な空間となりました。

IMG_6216

IMG_6218

IMG_6222 IMG_6221

このエントリーをはてなブックマークに追加