海外派遣事業―鈴木基真さんのブラジルレポート:生活編1
2020.3.11.水曜日
ACACでは年に1回、日本人アーティストを海外のAIR実施施設へ派遣しています。2019年度は、2018年の夏AIR「未完の庭、満ちる動き」に参加された鈴木基真さんを2月末から3月末までの1ヶ月、ブラジル、サンパウロのアトリエ・フィダルガに派遣しています。
滞在中、鈴木さんから何度かレポートを送っていただきますので、少しずつご紹介します。
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居住、スタジオ棟の様子
別のアーティストのスタジオ、右奥に進むと私の部屋
右の扉がスタジオ、左の扉が共有キッチンスペース
部屋入り口
スタジオ
猫がこちらをみています。扉を開けておくと部屋に入ってしまいます。
雑感:
このほかにも、すぐ近くにサンドラの自宅、サンドラのスタジオがそれぞれ有り、歩いて行けます。
スタジオにもデザイナーとアシスタントがいて、料理人やハウスキーパーなど使用人が何人かいることを考える
とかなり裕福な印象を受けます。
この国の歴史と経済状況から、この国では主と使用人という構造がはっきりしている。料理人に「美味しかった
です」と伝えるだけでとても感謝される。私もいま奉仕される側なので日本での生活を考えると申し訳ない気持
ちにさえなる。
ちなみに、
水道水は飲めない(他に飲み水が用意されているし、市販のフルーツジュースがおいしい)、部屋に蟻の行列が
できる、大雨が降ると停電する、トイレに紙が流せないなど、こちらでは普通ですが、いろいろ面白いことがあ
ります。
エアコンはありませんが今のところ快適です。