夏AIRアーティストの伝統工芸リサーチ
2013.6.27.木曜日
先日、夏AIR参加アーティストのマニーシャ・パレクさん(インド)とウォラポン・マニュピパポン(=トン)さん(タイ)が青森の伝統工芸リサーチに出かけました。
タイもインドもクラフトや工芸が盛んで、お二人とも興味津々です。
インドも藍が盛んであること、事前リサーチで古くは青森で藍が非常によく作られていたこと、現在青森藍としてまた復活していることなどから、興味をもったマニーシャさん。
まずは見学にということで、弘前市の青森の天然藍の工房にお邪魔して、藍染体験をしてきました。
お話しを伺った後、実際に天然藍を使って染めていきます。
しかし、そこはアーティスト。素材にこだわり、図案にこだわり・・・。
建築家でもあるトンさんは、パターンを作るのに図面までひき、何回も染めてパターンを作っていきます。もはや体験学習ではなく、「制作」です。
できあがったトンさんの藍染め。
通常の倍以上の時間がかかりました(汗)。説明も、体験も、本当に丁寧な対応をしてくださった工房の方には、感謝しております。大変お世話になりました!
その他にも、こぎん研究所、津軽塗の工房にも伺い、見学させていただいたり、お話しを伺ったりさせていただきました。
また、若い方の伝統工芸の継承にも関心があるということで、弘前市内で開催中の若いこぎん作家の方の展覧会を見に行ったりもしました。
伝統工芸の歴史的な問題のみならず、手仕事のあり様、デザインの妙、若い作家の継承など、様々な問題について関心をもっているお二方の興味は尽きませんでした。