[AIR2013/Exchange] 展覧会オープン!

2013.10.30.水曜日

10月26日(土)に、2013年秋のアーティスト・イン・レジデンス展「Exchange 種を植える」がオープンしました。

IMG_7031 (800x600)オープニング当日は、全参加アーティストによるアーティストトークが行われました。

IMG_7043 (800x600)Exchangeということを強く意識して作品プランを考えていたというヨーグ・オベルグフェルさん。彼は日曜大工として様々なオブジェを作っていたおじいさんとのExchangeをテーマに、時代・場所・地域・アートの方法論・制作など様々な観点からのExchangeを作品で試みています。

IMG_7060 (800x600)ギリシャ時代より、私たち人間は、宇宙から秩序や法則を見つけ出し、美や音楽、あるいは数学や建築や宗教といったさまざまな価値体系を発見してきました。リンダ・ハフェンシュタインさんの作品では、こうしたミクロコスモスとマクロコスモスの重なりあいが作品で表されています。

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久門剛史さんは、「境界」と「時間」を改めて気付かせるような作品です。ACAC周辺の様々な物をギャラリー内に再構成し、そこに更にACAC周辺で出会った様々な音を採取して、合わせています。光と音と装置によってもたらされた動きが、ギャラリースペースに小さな「場」を作り出します。外の出来事なのか、内の出来事なのか、こちら側の音なのかあちら側の音なのか、二つの境界を行き来するような時間旅行が楽しめます。

IMG_9009 (800x600)AVルームで展示されている久門さんの作品。ちょっとドラえもんのタイムマシンの中にいるようです。

IMG_7084 (800x600)山崎阿弥さんはギャラリー空間内の音の響きを変えるように壁面の形を少し変化させ、紙で作られた無数の羽を壁面に取り付けました。気がつく方もおられるかもしれませんが、音響のディレイが若干変化しています。また作品の前で話をすると、音が回って、入り口付近から聞こえたりします。

オープニングは、声のパフォーマンスも行われました。洞窟で音の響きを聴いているような不思議な音の流れが感じられて、とても素敵でした。

 

オープニングでは、ほぼ全員のアーティストが、滞在制作中に作品を作り続け、展示に加えたり、パフォーマンスをしたりという計画をお話ししていました。

滞在制作でこの土地と交換 Exchangeして生まれ続ける作品の過程と変化を続けてお楽しみください!

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