8月8日サンドラ・シントワークショップ
2015.8.22.土曜日
サンドラ・シントさんのワークショップ「感じて描くドローイング」を8月8日(土)に開催しました。
このワークショップは目で見たものをそのままの形で描くのではなく、五感の中で視覚以外の触覚、嗅覚、聴覚、味覚を描くことを目標にしました。
サンドラさんの作品にも、岩や波、雪の結晶のような形は描かれていますが、それは何か実物を描いたというよりも、象徴的な形として描かれています。
ワークショップは午前と午後で2部構成となっていて、午前中は個人で活動を行います。
まずは、サンドラさんが用意した目隠しを装着。
ブラックボックスの中身を触ってみます。
そして、触った感触を描いていきます。
次は匂いです。シナモンとラベンダーの二種類の匂いを描きました。
3つ目は味。ナッツ入りチョコレートです。
最後に音です。
ワークショップスタジオにあるガラス瓶や紙筒を使ってサンドラさんが即興で音を出します。
これで午前中が終了です。
お昼には、サンドラさんからのスペシャルプレゼント!
お手製のブラジル料理をみんなでいただきました。
そして午後はまず、15cm各の板に、サンドラさんの作品にも使った2色の青いペンキを塗ったものに、同じくサンドラさんが使っていたマーカーで午前中を思い出しながら小さなドローイングを描きました。
それから次は、紐を使ってあやとりのように全員を紐でつなぎます。
そして、それぞれの方が自然に関連した単語を言って、その単語からイメージする動きをやってみます。
太陽、雲、海、木などの単語に合わせて紐を揺らしてみたり、ピンと張ったり。
そしていよいよ最後、大きなベニヤ板に全員でドローイングを行いました。
この時に、ヒモを使った時に各自が言った自然の単語にまつわる絵を描いていきました。
こちらが完成品です。
8人で描いたものなのに、不思議と統一感があります。
午前中の個人エクササイズから最後の協同制作まで、段階を踏んでいくことで全員の感覚が無理なく一つになっていったようでした。