ふるさかはるかワークショップ「山のことづて新聞」2,3日目
2017.5.25.木曜日
5月20、21日(土、日)はふるさかはるかさんのワークショップ「山のことづて新聞」の2、3回目を開催しました。
1日目は5月3日に開催し、青森市内の民宿「ホテル山上」の山上博隆さんんをスペシャルゲストにお迎えし、山や山菜のお話を聞きながら山菜採りを行いました。
今回はその時聞いたお話をもとに、木版画を作りました。
まずは3日に聞いたお話を思い出しながら、印象的だった言葉を挙げていきました。
メモを取りながら散策していたので、メモも参考にします。
例えば
・アカシアの花が咲いたら水浴びできる。
・ヨモギは揉んで切り傷につけるとよい。キャベツに味噌塗って湿布にする。
・山に行く人と一緒に行ってみて覚えるしかない。
・山菜を採る時は茎がぽきっと折れる所から折る。
・山菜はてんぷらにすると全部おいしくなる。
・タラノキとタラノメ、タラノキはトゲが無くて苦い、食べられるのはタラノメ。
などが挙げられました。
最終的には壁新聞に仕立てるので、言葉と絵を組み合わせた作品にします。
各自で版画にする言葉を決めて、下絵を描いて彫りの作業を始めます。
今回はサイズを256×91mm、182×128mmの2種類から選んでもらいました。
2日目は彫りと、早い人は刷りを少しだけやって終了。
3日目の21日は、刷りをやります。
色はふるさかさんが用意してくれた緑系の色と、茶色、ピンク、黄色で、この時期の青森の春そのままのような色です。
今回は1つの版で多色刷りをしました。
1色に濃淡をつけてグラデーションにしたり、2色をぼかしたり、1色刷ってから別の色を重ねて刷ったりと、同じ図柄でも刷り方によって色々遊びながら変化をつけていくことができます。
午後には刷り終わり、台紙に貼り付けて壁新聞に仕立てました。
題字と、参加者の名前はふるさかさんが用意してくれました。
それぞれの記事を各自好きなバランスでレイアウトし、自分だけの壁新聞を作りました。
出来上がった壁新聞は、展覧会会期中ACACのラウンジにも展示していますので、ご来館の際はぜひラウンジにもお立ち寄りください。
6月18日(日)のふるさかさんのトーク「山の報告会」ではこのワークショップも含めてふるさかさんが青森の調査で出会ったことについてもお話いただきます。
こちらもぜひおいでください!