9月9日船井WS「いろのらくえん-モビールづくり」
2017.9.15.金曜日
少し遅くなりましたが、9月9日に開催した船井美佐さんのワークショップ「いろのらくえん-モビールづくり」のレポートです。
船井さんが出品しているすべり台や木馬の作品のように、動物や植物に切り抜かれた色面を構成して絵画空間を作るワークショップです。
まずは船井さんから展覧会に出品している作品のことや、各地にあるパブリックアートについてのお話がありました。
それからパーツを選びます。
土台になる丸いものを1つ、それに組み合わせる小さいものを6個選びます。
それから、色を選びます。
今回はアクリル絵の具を使いました。
子供が絵具を使うとき、含ませる水の分量の調節が難しいので、ボトルから出したらそのまま使えるようになっているものを使いました。
基本的に1つのパーツに1色塗ります。
色の選び方もそれぞれ。
小さい女の子が渋いカーキや紺を選んでいたり、パステルカラーでまとめたり。
基本1パーツ1色ですが、色を塗り分けたり。
インコを飼っている人がインコの顔を描いたり。
裏表色を塗ったら、糸でつないでいきます。
パーツには元々穴が開けてあり、そこに糸を通してつないでいきます。
どこにどのパーツをつなぐかも重要ですが、糸の長さによってもだいぶ構成が変わってきます。
どのパーツにどの色を塗るかによっても全体の印象がガラリと変わってきます。土台の丸いパーツが面積が大きいので影響が大きいということがあります。逆に小さいパーツにビビッドな色を入れてポイントにした人もいました。
また、選ぶ色は本当に人それぞれ異なり、船井さんによるとその人が来ている服の感じに似ていたり、何となくその人自身を表すように見えるとのこと。
大人には思いつかない子供の配色には、船井さんも親御さんも感嘆していました。
船井さんがドローイングを描き、参加者の方が色を塗り、協同制作のようなワークショップにもなりました。
それぞれのご家庭で持ち帰った作品を楽しんでいただけたら嬉しいです。