本山ゆかりワークショップ「自分の線をじっくり見る」@青森中央高校
2017.11.7.火曜日
ACACでの開催に先駆けて、青森中央高校でワークショップ「自分の線をじっくり見る」を実施しました。参加してくださったのは、美術系列2年生の生徒の皆さん14名。
和やかな雰囲気で終始ワークショップは進みました。
まずは、本山さんから制作の方法を交えながら過去作の紹介があり、絵ってなんだ?どこまで要素が少なくても絵と呼べるか?と考え続けてきた制作の経緯が見えてきました。普段は10秒くらいでさっとパソコンで描いたものを300個くらいのなかから選んで、モチーフとして、アクリル板に描くという本山さん。3本の線だけでもいい絵が描ける、ということに気づいて感動した話などをしてくれました。
その後は、早速マジックやクレヨンを使って、短い間でクロッキーを描いていきます。「絵に失敗はないので、思い切りやってみてください」という呼びかけに、生徒の皆さんも大胆に描くことができたようでした。30秒、20秒、10秒と時間を変え、またモチーフも変えながら描いていきました。
次に、気に入ったクロッキーを一つ選び、そこにアクリル板を重ねて絵の具をのせていきます。線の強弱を変えたり、周りの白の絵の具を重ねて濃淡をつけたり、それぞれに試行錯誤していました。
最後の講評の時間では、本山さんがいいね、と思ったところを伝えていくと、みんな照れながらも、誇らしそうな様子でした。線の違いを感じるとともに、短時間でもいい絵が描けるということを、みなさん実感したようでした。