夏AIR三原さんコンポスティング①

2019.5.17.金曜日

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今年の夏AIR「はかなさへの果敢さ」参加アーティスト、三原聡一郎さんの滞在が始まりました!

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三原さんは作品の素材となる「土」を、青森での滞在中に自炊で出てくる食物の食べにくい部分を中心に行うコンポスティングによって制作しています。
5月15日に、そのプロセスを共有する協働制作の第一弾開催しました!その様子をご紹介します。

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泡や苔、太陽光、微生物など自然とテクノロジーを組み合わせ、作品そのものが反応して生きているような仕組みを持つ作品を多く制作している三原さん、コンポスティングを始めたきっかけは人間の追いつかない速度になっているエネルギーのサイクルを改めて考えたときに、微生物により有機物が腐葉土へ、そして原形を消して土へと分解されていくゆっくりとしたサイクルに興味をもったことだと言います。
まずは過去の制作から、今回の協働制作と関連のあるプロジェクト(Real DMZ Project)での動画などを紹介しました。
コンポスト中のバケツから湯気が立ち上るのを見て、驚きの声が上がります。温かいのは微生物が活発な証拠なのだそう。

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今回集まってくださった皆さん、何を持ってきてくれたのでしょうか?
落ち葉、コーヒーの出し殻、お茶っぱ、料理の時に出た野菜くず、乾いて食べられなくなってしまったネギなどなど。

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小さめに刻んで、バケツへ投入。

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まんべんなく混ぜます。匂いもしなくなってきました。
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分解しやすいように小さめに切ってあげたり、空気を入れてあげるように混ぜたり、だんだん微生物とコミュニケーションをしている感覚になるんだとか。
ここで一旦、作業は終わり。その後もほぼ毎日同じように混ぜていきます。早いと1週間で腐葉土になるそうです。2、3日経った今日は、36度くらいになっていました!

協働制作は6月と7月も開催の予定です。近日のお知らせもどうぞお楽しみに!

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