展覧会準備中

2013.2.5.火曜日

2月10日(日)より開催予定の呉夏枝×青森市所蔵作品展「針々と、たんたんと」の設営が着々と進んでおります。

今回は市所蔵のこぎんや菱刺しといった伝統工芸が施された古い衣服とともに、呉さんの代表作でもある古着の長襦袢や絣織を使った衣服作品《散華》(2005年)や、所蔵作品に触発されて制作された新作の写真作品なども展示されます。

はぢさんの作品と民俗資料が素敵な呼応関係をつくり、展覧会場一つで大きなインスタレーションのような感じになっています。

これは明治生まれの寄贈者が麻の種を植え、刈り、織り、仕立てて嫁入り道具として持参した蚊帳だそうです。この蚊帳の来歴からハヂさんは、展覧会の方向性を見出したそうです。

深々と雪降るACACで、家族のために淡々と行われてきた女たちの作業から、遠い昔の人々の深く長い生に思いをはせてはいかがでしょうか?

展覧会初日、2月10日(日)は13:30‐15:30の予定で、呉夏枝さん、ギャラリーBで展示の裂織作家村上あさ子さん、市蔵品のもとのコレクション先である旧稽古館の元学芸員の三上洋子さんをお招きしての、オープニングトーク、ギャラリーツアーが開催されます。

みなさまのお越しをおましております。

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