久門剛史さんのインタビュー紹介
2017.10.4.水曜日
2013年の秋AIR「Exchange-種を植える」の参加アーティスト、久門剛史さんが、母校である京都市立芸術大学のウェブサイトのインタビューページでACACでの経験について語っています。青森と東京の時間の流れの違いについて話していらっしゃいますが、当時制作・発表された作品には、ご自身が感じたその時間感覚が影響していたのでしょうか。
http://www.kcua.ac.jp/profile/interview/art_18_hisakado_4/
[AIR2013/Exchange]山崎阿弥さんクロージング・パフォーマンス
2013.12.23.月曜日
秋AIR展最終日の12月15日には、山崎阿弥さん、ダンサーの京極朋彦さん、ワークショップ参加者によるクロージングパフォーマンスが、行われました。
最初に白い羽の空間に、白い衣装を着たワークショップ参加者が登場。羽を使って音を出していきます。
ダンサーの長内真理さんもご参加くださり、演奏であり、かつ身体表現であり、不思議な厳かさもありました。
ゆっくりと会場を移動してきたダンサーの京極朋彦さんが、舞台上に現れると照明が消されました。薄暗い場に黒い衣装の京極さんが音もなく動くさまは、先ほどの白い世界とは対照的に、影の揺らめきを感じさせます。
黒い衣装の山崎さんも登場。京極さんの重量を感じさせない動き、動物のような山崎さんの声。ギャラリー空間の特異性によりあらゆる音はその発生源を惑わせられ、見ている私たちの身体感覚も揺らいでいきます。
最後には次の展覧会の監修アーティスト中崎透さんが紹介され、バトンが手渡されて終了しました。これにて秋のアーティスト・イン・レジデンス2013「Exchange 種を植える」も無事終了いたしました。
[AIR2013/ Exchange]山崎阿弥さん 栞と羽根の椅子
2013.12.20.金曜日
秋AIRアーティストの山崎阿弥さんが、ラウンジに贈り物を置いていってくれました。
椅子と。
栞です。
椅子は秋AIR会期中ギャラリー内に展示した作品、「ソング/もとのけもの、リズム」で使われた大量の紙の羽根の一部を使用して作られています。
子供用の椅子なので大人の方はもしかしたら座れないかもしれませんが、お子さんを連れて来られた際には是非体験させてあげてください。
栞は作品に使用して余った紙を使ったものです。きれいなエンボス加工が施されています。
ラウンジの本は貸出不可なので、何回か足を運んで読みたい本があるときは、この栞をはさんで目印にできます。
また、ほかの人がどんな本を読んでいるのかもわかるので、思いがけない本との出会いのきっかけになるかもしれません。
栞は自由にお持ち帰りできます。お越しの際は是非、記念に持っていってください。
[AIR2013/ Exchange]山崎阿弥さんワークショップ
2013.12.2.月曜日
12月1日(日)、山崎阿弥さんのワークショップ「音をむかえに」を開催いたしました。
山崎さんは新城中学校でも1度ワークショップを開催していますが、今回は一般の方向けです。
まずは、山崎さんとペアになったもう一人が移動しながら音をだします。 別の一人は、その音がどこでするかを指差します。 傍から見ているとダンスのようにも見えます。
それから、山崎さんの指示に従って頭の中で遠くの音を探しに行く「耳のワーク」をしました。
それが終わったらみんなでACACの建物の周りの音を聴きながら歩いてみます。
そしてギャラリーの山崎さんの作品の場所へ。
ギャラリーではまず、3種類の紙を音を立てずに隣の人に渡してみます。 これが小さな音にも注意を払うための訓練になりました。
そして羽の演奏です。 各自自由にやってみたり、山崎さんの声に合わせてみたり。
12月15日(日)には、山崎さんの声と羽の演奏とダンスのライブ・パフォーマンスを行います。 ぜひお越しください。
[AIR2013/ Exchange]リンダ・ハフェンシュタインさんワークショップ
2013.12.1.日曜日
11月30日(土)はリンダ・ハフェンシュタインさんのワークショップ「statements-身元偽装」を開催いたしました。
statements という単語はなかなか日本語に訳しにくい言葉ですが、今回は「自分を言い表すもの」としました。
まず、参加者の方に書き込みシートを配ります。
そのシートには「私は______です」と書かれていて、下線部分に当てはまる言葉を考えます。
「私は____です」を埋める時には、以下の条件があります。
1、自分のことを他人に説明する(自己紹介)時に何と言うか、自分を表す文章や言葉を15個書きだしてもらう。
2、自分の母親が自分のことをどう思っているかを15個書きだしてもらう。
どちらも、主語は「私」です。
自分が思う自分の事、母親という近くにいる他者が思う自分の事という2パターンで自分について考えてもらいました。
それから、 3、1と2で書きだした自分のを表すことの中から、普段他人には隠していたり、言いづらいことで、でも自分に一番近いと思うものを10個選んで別のシートに書き出しました。
午後からはカメラの前で、選んだ10個の言葉を喋ってもらいました。
4、まずは、自分が選んだ自分の言葉をしゃべります。
5、次に、隣の人と自分のシートを交換して、喋ります。
ここでも主語は「私」です。
ここで表れてきたのは、他者の言葉を喋るみなさんの表情の変化、そして、言葉とそれを喋っている人との不思議な一致と違和感です。
参加者の皆さんは、大学生から60代の方、男性も女性もおり、バラエティに富んだ参加者の方の中でシートを交換したのですが、今日初めて会った他者の言葉を話しているのに、その人が自分について話しているように見えたり、逆に、それまでの本人とは別人に見えてきたりしました。
6、最後に、全員の言葉をバラバラにして混ぜて、集まった50個の言葉の中から、自分の理想とする自分やなってみたい自分という条件で10個選び、喋ります。
自分について考えて言葉や文にし、それをカメラの前で喋る、言ってしまえば単純な作業の繰り返しでしたが、 異なるパターンの同じ作業を繰り返すことで、他者の言葉が自分の言葉のように思えてきたり、年齢や性別が違っても共通する言葉があったりと、自分の内面に深く潜って行きながらも、一方で自分の輪郭が曖昧になってゆくことを体験するような時間となりました。
[AIR2013/ Exchange]ヨーグ・オベルグフェルさんワークショップ
2013.11.23.土曜日
本日はヨーグ・オベルグフェルさんによる小学生向けワークショップ「タッチ・ダウン!着地せよ!」を開催しました。
ヨーグさんは青森に来た当初から(もしかしたら、来る前からかもしれません)ACACの建築が森の中に不時着した宇宙船のように見える、と言っていました。
今回のワークショップは、青森に着陸した宇宙船ACAC号を操るロボットをみんなで作りました。
まずは会場の雰囲気づくりから。
段ボールを会場のあちこちにタワーのように積み上げて、パーツもきれいに並べて子どもたちを迎えます。
今回は、段ボールとガムテープを使ってロボットをつくります。
絵を描いたり色を塗ったりするのではなく、箱の模様を生かして、カラーガムテープをアクセントに使いました。
力作ばかりです!ポーズも決まってます。
宇宙人気分が味わえたかな?