毛利悠子さんワークショップ
2014.8.21.木曜日
8月17日(日)は毛利悠子さんのワークショップ「家に潜む精霊馬たち」を開催しました。
現在ACACのギャラリーBにて展示している毛利さんの作品《calls》は畜産用の鈴、鉱山で使われていた警報ラッパ、昔の電話の呼び鈴など、実際に使われていた道具を空間に配置し、更に動きを与えることで音を発する作品です。
それ以外にも毛利さんは、モップや傘、縄など、私達が日常よく使う道具に動きを与えることで、その道具がまるで生きているかのような、何かの気配を感じさせるような作品を発表しています。
今回のワークショップでは、参加者の方に材料を持ってきてもらいました。
それは、昔使っていたもので捨てるタイミングを失って引き出しの隅にしまっておかれているようなもの、、、例えば子どもの頃使っていたリコーダーやペンケース、リモコンや電池、電球など捨て方に配慮が必要なものなどです。こういうものってついつい捨てられずに見えないところにしまっておいたりしませんか?
それらの材料を使って「精霊馬」をつくりました。
精霊馬とは、お盆の時期に亡くなった方の霊を乗せてこの世とあの世を渡る乗り物として作られるもので、普通はキュウリやナスに割り箸で足を付けて作られます。
滞在中のチュラヤーノン・シリポンさんも飛入り参加
最後に全部の作品を集めて撮影会を行いました。
作品は現在ラウンジに展示中です。
展覧会会期中はいつでも見ることができますので、ぜひお立ち寄りください。