11月29日、12月6日ロ・イチュンワークショップ「レッツ・バナナ!」

2015.12.12.土曜日

11月29日と12月6日の2週に渡って、ロ・イチュンさんのワークショップ「レッツ・バナナ!」を開催しました。ロさんがACACで発表している新作でも用いている、バナナの皮を使って作品を作るワークショップです。

第1回目の11月29日は、まずは材料となるバナナの皮を用意するところから始めました。

バナナの中身を出して、皮を開きます。この時、皮を裂く細かさも考えます。

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皮は金網で挟んで1週間乾かします。

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それから、出したバナナの中身を有効に使うためにしたのは、、、バナナケーキづくりです!

料理がしやすいようにこの日は宿泊棟のダイニングで活動しました。

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オーブンに入れて1時間。

その間にロさんが過去に制作したバナナの皮を使った作品のお話しを聞きました。

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そして1時間後。

完成です!

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みんなでおいしくいただいて、この日の活動は終了。

 

そして2日目の12月6日。

乾いたバナナの皮を組み合わせてマットのような平面作品を作ります。

1週間で完全に乾いています。

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乾いてカラカラになった皮も、蒸気を当ててアイロンをかけると真っ直ぐに直すことができるそうです。

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皮の形をいかして接着していきます。接着はホットボンドです。

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形が出来たら、ロさんが普段使っている蜜蝋を分けていただき、表面に塗ります。

蜜蝋を塗るとツヤが出て色が若干濃くなりました。CIMG1925

 

最後に糸で縫って模様を付けたして完成!

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こちらの方はクリスマスツリーを。

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11月15日ノエミ・ニーデルハウザーワークショップ「物語をほどく」

2015.11.15.日曜日

本日はノエミ・ニーデルハウザーさんのワークショップ「物語をほどく」を開催しました。

ノエミさんが青森で発表した作品は、三内丸山遺跡の六本柱をモチーフに制作されています。

六本柱の用途や形は専門家の間でも意見が分かれるということから着想されていますが、このワークショップでも、六本柱がどのように使われて、どんな形だったか、ということを想像しながらオリジナルの家と道具を作ってみよう、ということをおこないました。

まずは、ノエミさんの作品をみんなで一緒に見に行きました。

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それから、いよいよ作品づくりです。

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始まってすぐに事件(?)は起こりました。

ノエミさんは、A4サイズの板を土台に、紙粘土で縄文時代の家や道具を作ることを想定していました。しかし、いざ始まってみると、参加者のみなさんは土台の板と準備していた色々な材料を組み合わせて家を作り始めました。

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想定外の展開に驚きながらも、ノエミさんは子供達のやりたいようにやらせることにしました。

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紙粘土、少しは使いました。

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結局、沢山用意した紙粘土はほとんど使いませんでしたが、縄文時代の人たちもきっと、その場にある最適な素材を使って色々なものを作っていたはずです。

最後には不思議な家が出来上がりました。

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11月7日木村充伯ワークショップ「他人に近づく」

2015.11.7.土曜日

11月7日(土)は木村充伯さんのワークショップ「他人に近づく」を開催しました。

ご自身の作品の制作方法と同様に、木の台座の上に油絵具を使って彫刻作品を作りました。

作るものは「顔」。参加者のみなさんにはそれぞれ作りたい人の写真を持ってきてもらいました。

油絵具は直接触ることが出来ないので、木村さんが縫い針を使って特製の道具を用意してくれました。

白とベージュを混ぜて肌色を作ります。

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それから、少しずつ台座に盛って大きくします。

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その後はひたすら形づくり。

油絵具は粘土よりも柔らかく、重さでだんだん傾いてしまいます。

表面をツルツルにするのも難しい。

木村さんによると、針を「チョッチョッチョッ」とつつくように使うとやりやすいそうです。

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3時間みっちり集中して、完成。

作品の顔は作者に似ると言われていますが、果たして、、、?

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こちらは木村さん制作。

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途中で方向転換して、顔ではないものを作った人も。

 

 

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10月31日加茂昂ワークショップ「まっくら森の音を聞く」

10月31日(土)は加茂昂さんのワークショップ「まっくら森の音を聞く」を開催しました。
加茂さんは青森に来る前に、長崎県対馬で行われた芸術祭「対馬アートファンタジア」(8月22日-9月27日、http://artfantasia.asia/)に参加するため、しばらく対馬に滞在していました。
滞在中、夜に森の中に入ってみたところ何も見えない闇の中で動物の鳴き声などの色々な音が聞こえたことが、このワークショップが生まれるきっかけとなったそうです。

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最初にそんな対馬のお話しをしてもらいました。
会場には木の枝や落ち葉が置いてあって、部屋に入ると少し湿った森の匂いがしました。

実際の活動は完全な暗闇にした部屋の中で、森の音を聞きながらどんな動物がいるのか想像して絵を描きます。
様々な色画用紙とクレヨンを用意しましたが、手元は全く見えませんので色を選ぶことはできませんし、描いた形を見ることもできません。
手探りで描いていきます。
森の音は、加茂さんと同様対馬アートファンタジアに参加していたアーティスト吉濱翔さんが制作したもので、水の音や動物の鳴き声のような音だけではなく、電子音や何かを叩く音など色々な種類の音が聞こえました。また、会場に用意した木の枝や枯葉を加茂さんが動かして即興で音を出した場面もありました。

約1時間後。照明を付けて描いたものを確認。

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動物の体のバランスがおかしかったり、口が全く別の場所についていたり、紙を変えて描いたと思っていたら同じ紙に描いていたり。
クレヨンや色画用紙の色の組み合わせも、赤い画用紙に赤いクレヨンで描いたり、目で見て描いていたら使わないような色を使っていたり。
目で見て描いている時には描けない形、色の組み合わせが、暗闇で描くことで思いがけない面白い効果を生み出していました。

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10月24日秋AIRオープニング

10月24日(土)に秋のアーティスト・イン・レジデンス展覧会「航行と軌跡」がオープンしました。

恒例のオープニングトークの様子を写真でご紹介します。

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ノエミ・ニーデルハウザーさん

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ロ・イチュンさん

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加茂昂さん

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木村充伯さん

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展覧会は12月13日(日)まで、入場無料、会期中無休です。

会期中にはアーティストによるワークショップも開催します。展覧会とワークショップ併せてお楽しみください。

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