永岡大輔さん、ブラジルへ
2017.5.4.木曜日
2015年の 夏AIR「永遠と一日」に参加した永岡大輔さんは、只今ブラジルにてレジデンス中!
レジデンス先は、同じく「永遠と一日」に参加していたサンドラ・シントさんが運営に携わるスペース「アトリエ・フィダルガ」です。
2016年の秋AIR「カエテミル」に参加したレナータ・クルスさんが丁度個展を開催中で、それを訪れた様子も送ってくれました。
ACACでの滞在がこうやって次の展開につながっていくことは、私達にとってもとても嬉しいことです。
永岡さんがブラジルでどんな体験をするのか、楽しみにしています!
AIR2016「カエテミル」参加 レナータさんの個展
2017.4.2.日曜日
昨年の秋AIR参加アーティストの一人、レナータ・クルスさんが帰国後ブラジルで個展を開催しました。ACAC滞在中に取り掛かった、こぎんをモチーフにした作品も展示されました。AIR後もそれぞれ各国での活躍が楽しみです!
青森中央高校の作品
2016.12.16.金曜日
撤収は雪かきから
2016.12.12.月曜日
リ・イェンファ レクチャー
秋AIR展「カエテミル」最終日の12月11日(日)はり・イェンファさんのレクチャーを開催しました。
レクチャーでは最初に、アメリカに留学していた時にお世話になったという一家についての話から始まりました。
8人の子供がいるその夫妻は毎年夏に子供達の友人も呼んで河畔の別荘で休暇を過ごしていたそうです。
毎年無償で多くの子供達の面倒を見る夫妻に驚いたリさんは、この経験から、記憶とは何か、記憶を共有することとは何かということを考えるようになったと言います。
リさんの作品では一貫して、安らぐ場所/帰るべき場所としての「家」や、人間の記憶がどう記録/蓄積されるのかということがテーマとされていますが、この話はそんなリさんがテーマとするものを象徴する話として強く印象に残りました。
レクチャーでは他にも、コネチカット州のレジデンスを設立した人の話や小さい頃の思い出など、リさんの個人的な思い出や記憶が随所で語られましたが、個人の物語と作品についての解説を行ったり来たりするもう一つの作品を鑑賞するような体験でした。
ジョナサン・シティフォン レクチャー
2016.12.4.日曜日
12月3日(土)はジョナサン・シティフォンさんのレクチャーを開催しました。
シティフォンさんは身体に装着できたり、動力を持つ機械のような彫刻作品を一貫して制作してきました。
制作は最終形を定めず、常にワーク・イン・プログレス=進行中の状態であり、展覧会のために一旦制作がストップしても、また展示が終わると続きを作ったり、ブラッシュアップしたものを作り直したりしているそうです。
面白いのは、作り始めは機能への興味から可動部分を作り、それに必要なものを付けたして行った結果、ロボットのような形になったり水の中を進む船のようなものが出来たりするということです。
レクチャーの中では過去作の動画も沢山見せていただきましたが、一つの作品がどんどん機能を高め形を変えていく様子がよく分かりました。
ただし、機能を高めてもそれが実際には思い通りに動かったり、身体の動きを制限することもあるということもシティフォンさんの作品の特徴であり、アーティストとしての姿勢にもつながっているようです。
シティフォンさんの作品は、翼の形であっても飛べるわけでは無い、船の形でも水面を進むわけでは無い、のですが、実際に精密に作られており、動きます。
そのため、見る人はもしかしたらこれを使ったら何かできるかも、何か起こるかもしれないと想像します。
その可能/不可能の境界線にいること、作品を見る人をいかに想像させるかというところに、科学者ではなくアーティストとしての仕事があると考えているそうです。
シティフォンさんの制作過程はウェブ上でも見ることが出来ます。
(ACACで発表した作品もアップされています。)
ご興味のある方はぜひご覧ください。