福田紗也佳ワークショップ「どんな面をみている?」
2017.5.27.土曜日
ヴィジョン・オブ・アオモリvol.15 「積績を履む」の関連ワークショップを行いました。今回の展示に出品しているお面シリーズの作品のように、ACAC周辺の森の風景を撮影した写真を切り貼りしてお面を作りました。
ギャラリーBで展示作品についての話を聞いたあと、さっそく写真を撮りに行きます。
今日の天気は雨時々曇りでしたが、野外彫刻や四季のアーケード、森や池などそれぞれ気になる風景をカメラに撮っていきます。どんなお面を作るか考えながらカメラを向けると、いつもと違った風景が見えてきます。
今回は、きつねの形をしたお面で作ってみました。 撮った写真を和紙にプリントしたら、いろんな形、大きさ、色に分けてちぎっていきます。
普段は福田さんが絵の具に混ぜて使っているアクリルメディウムを接着剤として使っており、貼った上からも再度塗ると和紙がしっかり固まり、ちょうどいい艶もでます。刷毛を使うのもだんだん慣れてきました。
福田さんの作品の制作方法や、活動拠点の愛知県の話を聞いたりと交流しながら、きつねのお面が完成!風景の色をうまく合わせてきつねの表情を作ったり、違う風景どうしを思い思いに合わせたりして、いろいろなお面ができました。
自分ではないものに変身するためのお面ですが、かぶる人が見て撮った写真と貼り方によって、それぞれの個性がお面に表れました。
春の展覧会、開催
2017.4.29.土曜日
今日から、青森市所蔵作品+ふるさかはるか展覧会「土のことづて」、ヴィジョン・オブ・アオモリvol.15 福田紗也佳「積績を履む」の二つの展覧会がはじまりました。
オープニング・アーティストトークの様子を写真でご紹介します。
「土のことづて」展では、ふるさかさんの作品と青森市所蔵作品の関係や、北極圏に暮らす民族・サーミの暮らしを見つめた自身の作品についてお話いただきました。
「積績を履む」展では、福田さんから絵画や新作の立体作品について解説していただきました。
展覧会は、6月18日(日)までです。会期中のワークショップもお見逃しなく!
福田さんの滞在制作ー風景の断片
ずらりと並んだ風景写真。今日から開催の「ヴィジョン・オブ・アオモリvol.15福田紗也佳 積績を履む」展に出品している作品に使われた写真です。
福田さんは今回の滞在中に、撮りためていた青森や中国の風景写真を切り貼りし、工業資材に縫い付けて作品を制作しました。
ギャラリー内では、高い天井の空間を活かした展示となっています。ぜひご覧ください。