8月28日（日）は、ライブ「Nord Tracks」を開催しました。
これは、「普遍的な風景」に参加している上村洋一さんに加え、網守将平さん、梅沢英樹さん、大和田俊さん、高橋征司さんの計5人のサウンドアーティストによる電子音楽のコンサートです。
更に「Nord Tracks」は群馬県と栃木県を経て青森を目指すライブツアーでもあり、この日はツアーの最終日でもありました。

上村さんとの相談のもと、ステージは水のテラスに設置し、その横に作業用イントレを2台組んでスピーカーを置くようにしました。
準備中の様子

この日は快晴、虫取りの親子連れも多くいらっしゃいました。

午後6時15分、ちょうど日没の時間にだんだんと暮れてゆく空と森を背景に演奏が始まりました。

演奏は出演者一人ずつ、それぞれ約20分です。

梅沢英樹さん

網守将平さん

大和田俊さん

高橋征司さん

上村洋一さん

最後に高橋さん以外の4人が一緒に即興演奏を行いました。

音を聞いている時間に私達観客が見ていたものは、背景の森や空、コンピューターの前で手を動かす出演者のみなさんなど、それほど変化があるものではありません。
それがかえって「聴く」ということに集中させたことと、ACACの円形のステージと客席によって、音に包まれるような感覚を生み出していたのではないかと思います。
また、複雑に重なった音の塊は、日常でも身の周りに多様な音があるということを思い出させたりもしました。