What's on

PROGRAM プログラム

本展では、南太平洋メラネシアのタパ(樹皮布)や編み布など、織物以前から伝わる手仕事による布と、オセアニアと日本の造形論への洞察を通して「染め」にしかできない表現を追求してきた福本繁樹、そして藍のもつ透明感や精神性を美術へと昇華し、近年では地方の生活と労働の中で作られ使われた古い自然布を用いた作品展開を見せる福本潮子、3つの作品群によって、布でしかなし得ない表現、ひいては表現媒体としての布の可能性について考えていきます。
主な出品作品
パプアニューギニア(オロ州)のタパ135点、ヴァヌアツの編み布(パンダヌス布貨幣)94点、ソロモンの紐衣4点・ビーズ編み貝貨 など
福本繁樹 新作《すっちゃんちゃがら》《ちゃんちゃがら》綿布・反応性染料・金銀箔、なるほど染め・布象嵌 など
福本潮子 継ぎはぎの古布(ボロ)を用いた新作6点、古い自然布の仕事着で制作した作品5点・同種の仕事着5点 など

  • 展覧会
  • ワークショップ
  • レクチャー/トーク
  • イベント

ABOUT ACACについて

ACAC外観
青森公立大学 国際芸術センター青森(ACAC)は、八甲田山麓のダイナミックな自然と特徴的な建築が生み出す環境を活かし、アーティスト・イン・レジデンス(滞在制作、AIR)、展覧会、教育普及を3つの柱として、現代芸術の多様なプログラムを発信するアートセンターです。青森市市制100周年記念事業として設立され、2001年12月に開館しました。現在は青森公立大学が運営しています。
The Aomori Contemporary Art Centre (ACAC) is a contemporary art institution nestled in a dynamic natural environment on the foothills of the Hakkoda Mountains. Its distinctive architecture is well-suited to the center's three creative pillars of artist-in-residence (AIR) programs, exhibitions, and education/learning programs. Established as a project to commemorate the 100th anniversary of the founding of Aomori City, the ACAC opened its doors in December 2001 and is currently run by Aomori Public University.
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